家で抹茶を飲んでみる。無理せずに、気軽に。
こんなライフスタイルはいかがでしょうか?
●抹茶を買う
抹茶は、お茶のお店、百貨店やスーパーの食料品売り場で購入可能です。茶道でいう「薄茶(うすちゃ。一人ずつ飲む抹茶)」を飲む、ということになります。店員さんに「御流儀はどちらですか?」「ご自宅用ですか?」などを聞かれることがありますが、「自分で、ちょっと飲んでみようかなと思って」「自宅用です」と答えてみてください。
ちなみに、なぜ抹茶を買う時に「御流儀はどちらですか?」と聞かれるかといいますと、たとえば表千家ではこのお茶が好まれる、裏千家ではこちら、といった違いがあるからなのですね。丁寧な店員さん、お茶専門店などでは、抹茶の違いを細かく教えてくれます。最初は「初心者なので、飲みやすいものをください」と言うのがいうかもしれません。
抹茶は、その種類によって味が異なります。甘め、苦め、さらっとしている、まろやかなど、非常に奥が深いです。茶道のお点前の中には、抹茶の味をあてるゲームまであるくらいです。
なお、抹茶を買う絶好の機会が、「京都旅行」に行ったとき、ずばりいえば宇治に寄った時。それこそ抹茶の本場ですから、お店もいろいろあります。ついでに、「茶杓」という、抹茶をすくう道具も買っておきましょう。竹やさまざまな木でできた道具です。スプーンで抹茶をすくうと、くっついてしまったり器を痛める可能性があります。この茶杓に2杯半が薄茶の量になります。
●器を買う
抹茶茶わんは、自分で楽しむ程度なら、それこそご自宅にある器で十分。なるべく、どんぶりのような口が広くて深いものの方が扱いやすいかもしれません。もちろん、器のお店に入って抹茶茶わんを買うのもOKですし、茶道専門店で買うもよし。インターネットでも茶道セットをそろえられます。
日ごろ、器を扱っているお店をぶらぶらすることが多い方なら、「これで抹茶飲んだらおいしそう」という器に出会えるかもしれません。デザインがよく、手ごろな値段で買える器で、抹茶の味わいを楽しんでください。
器がいろいろ揃ってくると、並べて眺めるのも楽しいです!
●その他
抹茶を点てる「茶筅」もお忘れなく。普通サイズと野点用サイズ(小さいほう)がありますが、初心者の方は普通サイズを買ってください。野点用サイズはかわいいし、男子の心をくすぐりますが、小さいので点てるのが難しいです。
茶筅でどうやって抹茶を点てるか。だいたい、みなさんの頭の中には、「シャカシャカシャカシャカ」と力強く泡立てるイメージがあると思います。茶道のDVDやNHKでときどき放送される茶道番組を見れば、だいたい真似してできるでしょう。あまり力強くやらないでください。流儀によっては、「泡がたつのがうまいたて方」「泡をたてないのがうまいたて方」といろいろありますが、みなさんは抹茶の玉(抹茶の粉が固まった状態)がなくなる程度で十分ですよ。
茶筅の竹が、点てているうちに折れて抹茶の中に落ちる場合があります。だいたいは浮いてきますので、落ち着いて取ってください。
道具の扱いは、茶道本で説明されていますので、そちらで確認してみてください。
さらにもうひとつ!お湯の温度ですが、沸騰したばかりのお湯、ポットにいれたばかりのお湯だと、熱くて飲めません。少し冷まして70〜85度くらいが適切です。
参考情報:


posted by 茶疾風(cha-hayate) at 13:04
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