茶道の場合、お免状制度がありますので、さすがにそれはないのかな。
茶道のお点前から茶道知識、そして日本の作法から歴史まで精通した方が先生になられると思います。
ある一定のお免状を持っていない人には非公開のお点前もあったりして、そこが現代社会においてもなんだかそそる部分ではあります。
ただ、茶道で上に登っていくのは大変。時間がかかります。何流かによりますが、流派によっては非常にゆっくりだったり、どんどんお免状をとらせたり、「とりたいのですけど」と申請させるところもあれば、先生が生徒の様子をみて「そろそろいかが」な場合もあるし、生徒さん全体をみて、申請する人数がある一定数になってから、動き出すところもあります。
まあしっかりと「上に行くためのシステム」が整っている会社も多いと思いますが、昔から茶道の「免状」や格闘技の「帯」みたいなのが会社にも必要だと思いますね。
「それをやっていいお許し」というわけで、家元から免状が届くのは結構感動します。仕事でも、「おまえはそろそろ顧客を持つか」みたいなのは、きちんと基本をクリアしてからにしてほしいものです。入社してノウハウもへったくれもないのに、いきなりお客さんの前に出されて気分悪くされても、その若者には厳しいものがありますしね。
茶道の免状制度を調べて、ビジネスにも活かしてみたいものです。