2008年06月17日

茶道の「お免状代」

茶道にかかる、お金の話。「お免状代」とは茶道、楽しいだけではなく、様々なお金がかかります。そのあたりを、私が知り得た限りで書いていきます。

「お免状」という検索ワードで、この茶道ブログに到達する方がいらっしゃいます。

かつて、こんな記事を書きました。
茶道に関する疑問 お免状(調査編1)


免状(めんじょう)

茶の湯の稽古において、各段階の課程を修得したことを示す証書。「許状」「免許状」「相伝免状」などともいう。稽古の内容および段階は、流儀・流派によって異なるが、ある期間の稽古を積むことによって、次第に上級に進み、新しい免状を修得できるように、教課の階程が組まれている。(表千家ウェブサイト


私は表千家でお稽古しています。表千家では、以下のような
お免状取得のプロセスになります。
【表千家】
習事→飾物→茶通箱→唐物→表千家講師

※私は「飾物」まで取得、もうすぐ「茶通箱」をいただきます。

裏千家ではこんな感じです。細かいです。
【裏千家】
入門→小習→茶通箱→唐物→台天目→盆点→和巾点→茶箱点


武者小路千家はこんな感じです。
【武者小路千家】
的伝→小習→唐物→準教授



要は、お免状にてお許しを得ることで、「お点前していいお点前」「見てもいいお点前」が増えていきます。これにより、茶道の楽しみがより深まります。(上級のお免状で許されるお点前は、基本的にそのお免状を持っている方のみ受けられ、見ることが許されます)

お免状は京都の本部に申し込まれ、そちらから届きます。いただいたときは、お祝いのお茶会をするようです。私も2度経験しました。これはとても感動します。宝物を得た、という気分になります。京都とつながっている気分になれます。

流派や教室により、取得頻度が異なります。表千家は比較的ゆっくりと取得するようですが、裏千家は取得プロセスが早め、とお聞きしました。

最終的に、娯楽で茶道を習っているのか、講師となって先生になりたいのか、などの目的によって変わってくると思います。お許しをあせるというのも、おかしな話だと思います。

個人的には、あくまでも個人的楽しみで押さえたいので、無理に申し込みをお願いしないようにしていました。このたび、先生より取得のご助言があったので、申し込んでみようかな、と思っているところです。茶通箱のお点前には興味があります。手の動きが独特なので。


さて、料金ですが、詳細をつかんでいないため、まだ調査中とさせていただきます。

(A)申し込み料金 + (B)先生へのお礼

が基本となるようです。この(B)に関しては、兄弟子・姉弟子に相談して相場を知ったり、先生に直接確認します。

上のレベルのお免状ほど、金額が高いのは言うまでもありません。



お稽古料、お茶会参加費、茶道具代、お免状代、お着物代あたりが、茶道でかかる費用だと言えます。

なお、先生をなさっている方は、経済的にも時間的にも余裕がある方が多いような気がします。



posted by 茶疾風(cha-hayate) at 23:23 | TrackBack(0) | 茶道でかかるお金・経費

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