2005年12月11日

美術館で学ぶ:樂美術館(京都)

みなさんこんにちは。茶疾風です。なんだか急に寒くなった東京からお送りしています。私生活ではやりたいことが多すぎて混乱しており、ビジネスでも社会人10年目の転機を迎え、なかなか心休まる時がございません。しかし、茶道のことを考えたり、茶道の勉強をしたり、お稽古したりすると、日常を忘れてとても安らげます。昨日は今年最後のお稽古だったのですが、なぜかみんな上手にお点前できていました。やっぱり茶道はいいですね。新年をむかえますと、初めて釜に火をかけるということを祝うお祝い「お初釜」が日本各地の教室で行われます。これは懐石を楽しんだり、お酒をのんだりとても楽しいイベントですね。お正月が2回来る気分を味わえてとても好きです。いまからたのしみたのしみ。お酒をのんでちょっと暗い茶室でいい気分になったころ、先生が「じゃあ若手にお点前してもらいましょうか」なんてなるんです。酔ってお濃茶のお点前をするのって、結構しんどいんです〜。



さて、茶道をやってから、もともと大の京都ファンだったボクの京都旅行がさらに上質なものへと進化しました。茶道をやっている方ならいわずもがなですが、京都は茶道の本場なのでいろいろ勉強できますし、日常に溶け込んでいます。茶道関連美術館もぜひ訪れていただきたいと思います。

秋の京都旅行で、三千家のお茶室があるあたりを散策しました。着物姿の達人の皆様が往来していて、ひとりで緊張しまくりです。これらのお茶室に、いつか入れる日が来ることを夢見ています。表千家不審庵
裏千家今日庵
武者小路千家




そのエリアには楽焼の美術館「樂美術館」があります。今回初めて訪問して、はまってしまいました。すばらしい作品をガラス越しに眺められます。いくつか気に入った作品をご紹介させていただきます。写真撮影禁止だったので、下手ですがイラストで雰囲気をお送りします。




樂美術館

●初代長次郎
黒樂茶碗 銘 「待宵」
如心斎書付
表千家に伝わる重宝
「待宵」は望月(陰暦の十五夜)の前夜のこと(14日の宵)
14日の宵なので、「待宵」にかけて箱書をした。
→やや小振りな引き締まった姿、侘びた趣、利休をしのぶ一碗
→これが一番よかった
樂焼:待宵



●十五代 吉左衛門(昭和24年〜)
銘 秋菊 2000年制作

胴部が大きく張り出し、口が大きく波打っている。
表面が非常に艶やかな漆色の黒釉、大ぶり、ダイナミック。
400年前から2000年の今まで、そのノウハウが継承され、
時代に合わせた作風になっているくが驚きだ。
樂焼:秋菊

「銘 女鍋」もすごかった。
樂焼:女鍋


●五代 吉左衛門
焼貫四方細水指

●九代 子入
矢筈口赤樂水指
淡々斎書付

●五代 宗入
飴釉不識水指

●六代 左入
梔赤樂水指
如心斎書付

※水指はどれもいい!

樂焼は、見ていてあきない!
十五代の吉左衛門の作品が全部いい!この人はイタリア留学経験もあるらしい。
1981(昭和56年)に吉左衛門を襲名する前の、「惣吉」時代に作った
「日暮晩秋」もこれまたいい。襲名後には樂家パワーがはなたれているが、
この作品は個人パワーを感じた。

その他に気に入った作品:
楽焼:閑居

樂家は道具で、千家を助け、日本文化を凝縮して今に伝えています。

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posted by 茶疾風(cha-hayate) at 13:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | お茶を研究する
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