2006年10月22日

まずは「なんちゃって茶道」から始める

確認しておくと、このブログは茶道をテーマにしている。

「茶道をはじめるかどうか迷っている20代〜30代の男子」をメインターゲットに、その男子が茶道体験を通じて、日本文化の再発見をしたり、実際のビジネスにいかすような考えなどを見出してくださることが目的である。

男子から、茶男子へ。

私の勝手な造語だ。

よって、茶道を本格的に学んでいらっしゃる男性の皆様や、女性の皆様には退屈なブログになっていると思う。

あらかじめご了承いただきたい。

なぜコメント機能を切っているかというと、コメント機能をつけておくと茶道に関する質問が入ってしまう。私は茶道のお免状を全部いただいているわけではなく、そのあたりをご助言する資格が全くないため、申し訳ないがコメントはOFFにするという結論に達した。

茶道の本質的な部分やお稽古の様子を書かれた、すばらしいブログがたくさんあるので、どうぞそちらにも行ってみていただきたい。


そこで、上記ターゲットの皆様で、まだ何もやっていないが茶道の雰囲気を味わいたい方、次のページへどうぞ。

●現在34歳の私が、28歳で茶道を始めたきっかけ



もともと日本文化には興味があった。子供のころに書道を習ったり、祖父の部屋にあった盆栽にガンプラを載せて「ジオラマ!」といって怒られていた。祖母がいけばなを習っていて、いつも自宅で花を活けている隣で見ていた。祖母は自分の作品をスケッチしていて、自分も絵に書いてみた。

そんな流れで、大学時代に京都にはまる。大学時代は夏と冬に時間があるため、それぞれ1週間ほど滞在してあらゆる神社仏閣を見に行った。その際に、庭園で抹茶をいただく経験がかさなり、自分でも道具を買って適当に飲んでいた。まだ、茶筅の種類がわからず、野点(アウトドア版茶道)用の茶筅を買ったときには、お店の主人に「見たところあなたは初心者だから、こちらの大きい方をお買いなさい」と言われても「ちいさくて可愛いからこれでいい」と言っていた。


●会社の給湯室で抹茶を点てる、怪しい男



京都の寺町通りにあるお茶専門店で道具を手に入れてから、京都伊勢丹の食料品売り場で抹茶を購入、東京に戻ってきてから自分で点てて悦に入っていた。本来、抹茶のお湯の適温は「80〜90℃」で、量は「60cc」。薄めに点てるときと濃いめに点てる時の適温は変わってくる。そんな情報を知らない私は、沸騰したお湯をそのまま注ぎ、茶筅で大量の泡を点てて喜んでいた。実際は、表千家流(私は表千家を習っている)はあまり泡を点てず、裏千家流は泡をたくさん点てるようだ。

「そうだ、会社で休憩中に飲んでみるか」ということで、道具を持参して給湯室で作っていた。そんなことをするようになってから数年が経ち、それを目撃した女性から茶道とはなんたるか、の説明を受けた(ようは、そんなのは茶道じゃないからやめなさい、と言われた)。その女性が現在の先生を紹介してくれたのであった。


●別に、道具買って点てて楽しんでもいいじゃん



上記のように、私は数年、我流のいいかげんな「抹茶」を楽しんでいた。別に剣術を習ったことがない農民の若者が、適当に木刀を振って修行しているようなものだが、その世界に興味を持ったことは、それはそれで意味がある。もし、あなたがそんな気持ちなら、ぜひ道具を手にとってほしい。

でも、いきなり茶道具店にいくのも無理だろうし、百貨店などのコーナーには女性が多いので恥ずかしいかもしれない。大丈夫。今はネットがあるから。

まず必要となるのは、抹茶茶碗、茶筅、茶杓あたりである。抹茶茶碗は、なければなんでもいい。大きめのカフェオレボウルなんかでも味があるし、たくさん飲みたい人はどんぶりでもいい。とりいぞぎ、下記情報を貼り付けてみるので、気が向いたら見に行っていただきたい。あ、あと抹茶。

★いきなり高いのを買ってもいいが、まずはお遊びということで、安く始めてはいかがだろうか?

(どこでも抹茶セット 【梅日和】(うめびより))
どこでも抹茶セット 【梅日和】(うめびより)

(白竹の茶杓)
白竹の茶杓

(華茶筅=初めて抹茶を点てる方に)
華茶筅=初めて抹茶を点てる方に!


★抹茶の購入について

抹茶は、いろんな種類がある。百貨店の食料品売り場(デパチカ)にあるお茶専門店で、「自宅用で、気軽に飲めるタイプはどれか」と聞けば教えてくれるので、そこで購入することをオススメする。流派によってお好みの抹茶が異なるため、「どこのお流儀ですか?」と聞かれるかもしれないが、「い、いえ、自宅用で・・」とがんばって乗り切ってほしい。


●いきなり高額道具を手に入れる、という大胆不敵なあなたへ



「オレは本気なんだ!本気で茶道を極めたいんだ!」というあなたは、兵法を習いに柳生道場になぐりこみをかけるようなものだが、本気でかつお金も時間もあるのであれば、ぜひ極めていただきたい。

その際には、私が聞いたところによると、お道具やさんの中には道具一式をそろえてくれて、さらにお点前をみっちり伝授してくれるところもあるのだとか。私も某道具店でいろいろ見ていたら、店主の方に「あなたのお師匠はいつかいなくなる。そうなったらどうやって茶道を覚えるのか。私の店で道具を一式そろえれば、徹底的に伝授する」と言われたことがある(道具を売りたいだけかもしれないが)。この店主が言うには、毎日茶道を行う体制を整えないと、体が覚えないから意味がない、ということだった。

確かにそうかもしれない。私は月に2回しか通ってないので、正直忘れてしまうのだ。普通の教室だと、週に1回だったり、月に2回だったり、他の生徒さんとのレベルのかねあいなどを調整しながら運営しているので、一気には進めない「マンツーマン」というのもきっとあると思うので、そのあたりも今後情報収集していきたいと思う。

本気モードのあなたには、こんなセットもあった。

(茶道具)
茶道具6714


★重要なのは、はじめてみることだと思う。

★本も紹介したかったのだが、どれがいいか迷うのでまた次回に。自動的にページの下の方に表示されているのでチェック。





posted by 茶疾風(cha-hayate) at 19:21 | 茶道をはじめる
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