戦国時代、茶道は政治活動に使われたことが知られています。その被害者のひとりが、千利休。
今回、「論理の方法 社会科学のためのモデル(小室直樹)」を読んでいましたら、茶道に関する記載がありました。
茶道の歴史を知るうえで、参考になりますのでご紹介させていただきます。
土地フェティシズムを打破する手段としての茶道
17世紀においては、世界中で「土地フェティシズム」が蔓延していました。これは「土地をむやみにありたがること」という意味のようです。封建社会ですので、土地を求めて戦争が繰り返されました。日本では、信長が「戦国時代が続く1つの理由は、みんなが存在の有限な土地を巡って争うからである。」と気付きました。この争いを鎮めて天下を統一するためには、土地フェティシズムを一掃しなければならないと思い立ったそうです。千利休(安土桃山時代の茶人。1522〜91年)が保護され、武士、大名に対して茶道を普及させます。家来たちをお茶会に頻繁に招き、茶道の素晴らしさを伝えていきます。このような芸術的な関心を植え付けていき、褒美を土地ではなくて茶道具にすりかえていきます。男性は現代でもモノには目がありませんから、武士もはまってしまったようですね。
こうすることで、土地フェティシズムを払拭していったことで、土地第1主義から転換していきます。この結果が、茶道にとって不幸なのか、それとも現代まで継承されるための「乗り越えるべき壁」だったのかは、ボクでは判断が難しいところです。
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