本を買うのは、ちょっと待ってくださいね。
まずは、図書館に行って、借りてみてください。
いきなり、本を買わないほうがいい理由:
その1:流派の違い
●●流によって、お点前が異なるから
茶道に興味を持ったとき、そろえた本が「裏千家」だった。教室に
通うことになったら、そこは「表千家」だった。無駄になる、とは
言いませんが、やはり流派を決めてから書籍を買いたいですね。
その2:男性のお点前、女性のお点前
そろえた本には、女性しか登場していない。つまり、男性のやり方
「男点前(おとこでまえ)」が解説されていない。「男性の場合」
は、女性の場合とお点前が異なる場合があります。特に、表千家
では炭点前、濃茶点前、薄茶点前、それぞれの炉・風炉で女性と
かなり異なります(男性のお点前は、裏千家のそれに似ているそう
です)。
その3:出版社別の違い
出版社によって、流派が違います。主婦の友社は表千家、淡交社
は裏千家になるようです。後者の書籍は、書店によく置いてあり
ます。
結論:
まずは、図書館にいって「千利休関連本」「茶室解説本」「茶道の
エッセイ」あたりを幅広く読まれることをオススメします。
あとは、30歳半ば以降の読者を扱う男性誌では、茶室や茶会の
特集を組むことが増えてきました。そちらをチェックなさるのも
いいかもしれません。
まずは、夢を膨らませましょう。
この記事は、私の失敗談から来ています。とにかく買いまくって
茶道関連本を読んでいたのですが、後になって非効率だったこと
がわかりました。