2008年05月10日

茶道は、質問よりも観察とヒアリング。

茶道のお稽古では、

あまり先生や上級者に質問をしすぎないほうがいい。


と言われています。「質問してはならない」というのが本当らしいです。

これは、教室の雰囲気や先生の指導方針、流派によって全く違うと思いますが、初級者はおとなしくしておくのが、無難なのはどこでも同じでしょう。

実生活やビジネスでは、質問をしたほうがデキル人、という認識もありますが、質問の半分は、聞いていなかったことが原因だったり、的を外れているものです。

茶道の上級者の中には、初級者からの質問や発言に対して、非常に厳しい方もいらっしゃいます。お茶会やお稽古でも、質問や問いかけをなるべく吟味して行うことが必要です。もちろん、その場では対応していただけるかもしれませんが、後で「あいつは誰だ。どこの教室だ」ということになりかねませんので、ご注意ください。

私も研究熱心なので、ついつい質問しすぎることがあり、これは自分でも注意しなければならないと思っています。


茶道では、達人を観察すること。そして、その場のいる人々、環境、それぞれの道具などを観察すること。自分は発言せず、達人の皆様の会話に聞き耳をたて、集中すること。

これが効果的です。

私の個人的な観察では、研究熱心な方にも3種類あると考えます。

タイプA:仮説検証型
(1)質問をする
(2)「そうなんですか〜。私は●●だと思っていました。違うのですね。」と発言し、自分の仮説や認識について検討する。
(3)とりあえず納得する

タイプB:会話促進型
(1)質問をする
(2)「そうなんですね。面白いですね。」と納得する。周りも興味津々だったり、先生ももっと話したい、といった空気を読んだ場合のみ、
会話を続ける
(3)納得する

タイプC:オープン型
(1)質問をする
(2)「なるほど〜。やはり●●というのは、■■な・・・・」と自分の持っている知識をひたすら話し、いつ止まるかわからない
(3)まわりの人が、「そろそろやめとけばいいのに」とひきつり始める

私は、一応Bタイプだと認識しています。

やはりCのタイプは、後で先生に「あなた、気をつけなさい」と注意されることでしょう。



口よりも、目と耳で知る、茶道かな。
posted by 茶疾風(cha-hayate) at 21:06 | TrackBack(0) | お茶を研究する

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